こんにちは。今日は庶民的で飲み屋のイメージが強いターミナル駅、蒲田駅周辺のお散歩です。蒲田にはたくさんの見どころがありますが、今回歩いたのはほんの一部、繁華街ではなく住宅街エリアの散歩です。蒲田駅周辺は特に夜になると酔っ払いが多く、少し治安が悪いイメージがありますが、少し歩くとすぐ住宅街で、ファミリーがたくさんいる街です。とんかつのお店と呑川、京急蒲田、タイヤ公園にぐるっと足を運びました。
蒲田駅はどんな駅?
蒲田は多くの人々が行き交うターミナル駅として、賑わっています。各鉄道会社のデータによると乗降人員は以下でした。
交通アクセス
路線 | 定期/日 | 定期外/日 | 合計/日 | 備考 | |
JR蒲田駅 | 京浜東北線 | 66,864 | 37,473 | 104,338 | 2021年度データ |
東急蒲田駅 | 池上線 | 35,535 | 23,803 | 59,338 | 2021年度データ |
京急蒲田駅 | 京急本線 | – | – | 44,191 | 2020年度データ |
京急のデータが古いですが、蒲田は合計で1日20万人以上が利用する東京南のターミナル駅です。街としては定期利用が多く、オフィス、住宅街のある駅です。京浜東北線で品川駅まで9分、東京駅まで23分。京急蒲田から羽田空港まで急行で10分。新宿までは乗換ありで30分程度でしょうか。東京で一番南の町ですが、アクセスは良いです。始発駅でもあり、座って通勤・通学できます。
京急蒲田駅はJR・東急の駅からは800m南にあり、徒歩10分以上はかかります。距離があるため、通常の乗換駅としては使えないですね。京急は羽田空港へつながっているので、羽田アクセスの利便性を上げるために、また、町としても一体感を出すために、JR ・東急蒲田と京急蒲田をつなぐ新空港線(蒲蒲線)の建設が検討されています。大田区のホームページでは、以下の説明があります。2030年代の開業を目指しているようです。
新空港線は、東急多摩川線矢口渡駅の近くから多摩川線を地下化し、JR・東急蒲田駅の地下、京急蒲田駅の地下を通って、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる計画です。JR・東急蒲田駅から京急蒲田駅までの約 800m を鉄道で結ぶことで、区内の東西の移動が便利になります。さらに沿線まちづくりも一緒に進めることで地域活性化に繋げます。
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/koutsu/kamakamasen/shinkukosen-main.html
実現すると東急沿線の方が恩恵を受けそうですね。JR東日本も東山手、西山手、臨海部からの羽田空港アクセス線を検討しており、羽田への交通網はかなりホットな話題となっています。
街の様子
蒲田は、飲み屋街が多く、羽根つき餃子やとんかつなどのグルメが有名な庶民的な街で、商店街やモールが複数あります。また、黒湯温泉の銭湯が多くあるのも特徴です。商業施設も充実しており、駅ビルグランデュオは百貨店で、観覧車のある東急プラザ蒲田もあります。北側には池上付近から呑川が流れ、京急蒲田駅を超え、羽田空港付近で海に合流します。駅周辺は繁華街ですが、繁華街をこえると住宅街が広がります。JR・東急蒲田駅の西口、東口も雰囲気はあまり変わらない印象です。東西自由通路建設が検討されているようですね。
なお、蒲田は治安についてイメージがあまり良くなかったですが、最近は風俗店も減り、以前より大分落ち着いたそうです(というネットの記事をいくつか見ました)。
JR・東急蒲田駅西口は駅正面の小さなお店が立ち並ぶ繁華街で、サンロード・サンライズというアーケード商店街があります。線路沿いに手芸用品店のユザワヤの本店の大型店舗があるのも特徴的で、その他学校や企業は専門学校の日本工学院や富士通ソリューションスクウェア、その横のJR京浜東北線の車両基地、牧田総合病院などがあります。昔ながらのお店が多い印象です。
東口はぽぷらーど、京急蒲田駅に続くあすと蒲田という商店街や大田区役所や再開発されたニッセイアロマスクエアとその横の大田区民ホール「アプリコ」があります。飲食店も多く、とんかつの名店のとんかつ檍や丸一、羽根つき餃子御三家の你好、歓迎、金春もこちらにあります。銭湯もこちら側に多い模様。小さい区画が多く、アロマスクエア以外再開発エリアは少ないですね。
街歩き
散歩のルートはこちらです。4km程度で昼食のまるやま食堂を出てから1時間くらいの軽いお散歩でした。
とんかつの名店
蒲田駅東口からスタートです。ロータリーを超え、まずは腹ごしらえにとんかつ檍を目指します。
とんかつ檍は、アロマスクエア付近にあり、林SPF豚肉を使った超人気のとんかつの名店。林SPFの豚は厳選された餌で飼育されており、非常に口溶けが柔らか、ジューシーです。こちらのホームページが詳しいです(→https://www.hayashi-spf.co.jp/)。とんかつ檍はその豚肉を使ったとんかつを塩で食べる名店です。ちなみに本店の蒲田以外にも大門や銀座など、10店舗近く東京にお店を持っています。
しかし、読みが甘かった…13時すぎでこの行列!!諦めました…
しかし、林SPFを食べたことがなく諦められない!となり、呑川に近い食堂、「まるやま食堂」を訪れました。ここはとんかつ檍の息子さんが開いたお店で、林SPFを使ったとんかつが食べられます。行列が短かったので並び、初めての林SPFのとんかつをいただきました!
柔らかい!脂が乗っていて身は少し赤くてレアではないけどかなりジューシー!!大満足です!蒲田に来た目標一つ達成です!
呑川~京急蒲田
ここから京急蒲田駅に向かい、呑川沿いを歩きます。呑川は細い川です。沿岸にはマンションや雑居ビルが建ち並んでいます。
呑川は映画『シン・ゴジラ』で、ゴジラが遡上してきた川でもあります。この写真のあやめ橋あたりから上陸したという設定になっています。どんな川を上がってきたのか、実際見たいと思い、今回訪れました。静かなコンクリートに囲まれた町中の川でしたね。ここら辺はまだゴジラはおとなしかったですが、この川に巨大生物を見つけたらビビりますね・・・笑
京急蒲田駅に着きました。やはり歩いて10分ほどでしょうか。高架化された駅で、西口の歩道橋を出ると、あすとウィズという商業施設とプラウドシティ蒲田があります。あすとウィズにはスーパーやレストランが入っています。
羽つき餃子の御三家の你好本店は京急蒲田駅の近くにあります。このときは訪れていませんが、JR・東急蒲田駅との間にあすと蒲田というアーケード商店街もあるので、買い物にも困りません。京急蒲田駅はJR・東急蒲田駅周辺と比較すると落ち着いているので、羽田空港や品川、新橋や日本橋方面に通勤・通学するにはよいですね。
ここからは東に住宅街をずっと歩き、タイヤ公園を目指しました。タイヤ公園は電車から見るとタイヤだらけの公園があるのがずっと気になっており、一度見てみたいと思っていました。
住宅街~タイヤ公園
住宅街は低層の建物が中心で、閑静なエリアです。途中、黒湯温泉の蒲田温泉がありました。地元の方に愛されている、古き良き昭和レトロな銭湯です。2階の宴会場の飲食メニューも人気のようです。
てくてく住宅街を歩き、住所は蒲田本町から仲六郷へ。タイヤ公園として有名な西六郷公園へ歩きます。歩いている途中の写真は残っていませんが、一軒家や低中層マンションがずっと列んでいるエリアでした。JR線路沿いに突き当たり、仲町跨線人道橋を渡るとタイヤ公園です。ここまで京急蒲田駅から30分ほどかかっています。
跨線橋から見てもたくさんの自転車、多くのファミリーが訪れていることがわかります。3000個もの古タイヤで遊具ができており、タイヤでてきた怪獣やタワーの周りに子供たちがたくさん。タイヤは小学校に跳び箱かわりに校庭にあった気がしますが、ここまですべてタイヤで構成されているのは圧巻です(笑)。タイヤ公園は住宅街の中にあり、すぐ横には都営アパートが3棟あります。周辺のファミリーが一丸となって集まっているんでしょうね。
そしてこのあと線路沿いを歩きながら蒲田駅西口に戻りました。
まとめと感想
今回の散歩はかなりピンポイントでしたが、蒲田はディープな街というのは先入観で(駅前一部エリアはその印象は強いですが)、便利で多くの方が住んでいるグルメな魅力的な街だということがわかりました!蒲田には今日訪れた場所以外にも、見どころがたくさんあります。またぜひ歩きたいです。
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