【街歩き】大崎には何があるのか①東口編

目黒川@大崎 街歩き

こんにちは。大崎駅周辺はいったい何があるのか・・・所用で一時期大崎駅をちょくちょく訪れていた私が、駅周辺を散策した様子をご紹介します。今回は東口(大崎1丁目、北品川5丁目~御殿山付近)の散策です。

山手線停車駅であり、ターミナルの品川駅の隣りの駅にも関わらず、縁がない人にはよくわからない駅(らしい)、大崎駅。2020年秋ごろにこんなツイッターが流行りました。

「大崎ってなにもない」、「大崎止まりの山手線はいらない」、「他の駅と間違えて降りました」という声がよくあがるらしい。。。
歩いてみた結論(?)から言うと、大崎駅周辺はオフィスと住宅の静かな街です!繁華街ではないので、オフィス併設の商業施設やタワマンの下にある店舗以外にお店はあまりなく、訪れる目的を見つけづらい駅というのは確かかもしれません。

大崎に住んでみたら、という視点で散歩をすると楽しいかと思います。駅の西側と東側は雰囲気が違います。東側には目黒川が流れており、お散歩やジョギングにおすすめです。少し川沿いを離れるとマンションの下などにおしゃれなお店もありますよ~。そして高級住宅地、御殿山に近いエリアです。西側のメインは静かな住宅街。百反通り沿いはいくつかお店もあり、商店街で有名な戸越へと続いています。

大崎駅周辺の概要

大崎駅周辺のグーグルマップはこちらです。

囲まれているエリアが「品川区大崎」の1~5丁目になります。これだと駅東側のエリアが抜けてしまっていますが、北東方向が「東五反田2丁目」、南東方向が「北品川5丁目」になります。この大崎1~5丁目、東五反田1丁目、北品川5丁目を大崎駅周辺エリアとして、散策してみました。

大崎駅周辺の人の流れ

まず大崎駅のデータから。大崎駅は山手線、りんかい線(埼京線)の駅です。JR東日本の2019年度1日平均の駅別乗車人員ベスト100のデータだと、JR大崎駅の1日平均の乗車人員はJR東日本管内で

14位 177,095人

です!意外と多くないでしょうか。ちなみに13位は上野駅、15位は有楽町駅です。(出典:https://www.jreast.co.jp/passenger/)
うち約2/3が定期券利用という内訳なので、利用者はほぼほぼ居住者か通勤者ではないでしょうか。

品川区の統計情報によると、大崎駅周辺(大崎1~5丁目、東五反田1丁目、北品川5丁目)の

人口(住民)は

22497人
(令和3年4月1日現在 「品川区住民基本台帳による世帯と人口」より)

就業人口は

81302人
(品川区の統計 2020(令和2)年-第59回-「産業」就業人口より)

でした。就業人口の方が圧倒的に多いので、定期券利用が多い駅の中でも、住宅よりオフィスの顔が強い駅と言えるでしょう。

大崎駅周辺の歴史

大崎駅周辺は古くは工業地域として、明電舎や星製薬、日本精工といった大手企業の工場が多くありました。1980年代になると東京都が指定した副都心として再開発され、駅の東側に「大崎ニューシティ」という施設が建設、1990年代には「ゲートシティ大崎」も誕生しました。2002年にはりんかい線大崎駅が開業し、東西自由通路も整備されました。その後、駅の西口も再開発され、「Think Park」や「NBF大崎ビル(ソニーシティ大崎)」が建設。多くのタワーマンション(ウエストシティタワーズ、パークシティ大崎ザ・タワーなど)も建てられました。

西口方向

大崎駅東口エリア散策

今回はグーグルマップに飽き足らず、白地図をパワーポイントで加工した地図を作りました。パワーポイント(笑)…フリーハンドで見苦しいですが、こちらです。

駅の東側は大崎1丁目・東五反田2丁目・北品川5丁目です。山手線の内側エリアであり、目黒川が流れています。「大崎ニューシティ」、「ゲートシティ大崎」が駅前にあり、なんと少し歩くと城南五山として名高い高級住宅街の御殿山があるのです!今回、大崎駅から散策して、御殿山の場所を把握したのは個人的にはものすごい発見でした(笑)

大崎ニューシティ

まずは大崎再開発の先駆けとなった「大崎ニューシティ」です。大崎駅の東口直結です。駅から広場(パティオ)の空間がつながっており、その周りをぐるっとビルが4棟(ホテルニューオータニインとオフィスビル)立ち並びます。1987年開業なので築30年以上、さすがに少し古い印象はあります。

大崎駅東口
大崎ニューシティ パティオ

パティオは3階部分となっており、1、2階には飲食店やクリニック、スーパーや日用品店が入ります。

【大崎ニューシティ】https://ohsaki-nc.jp/

東側には目黒川があります。新しい高いビルが目立ちますが、古いマンションもいくつかありますね。

下で紹介するパークシティ大崎ザ・タワーの裏側にも古いマンションがあります。ニューシティより前に建てられた建物たちです。大崎の変化が感じられます。

ゲートシティ大崎

続いてニューシティの約10年後に建てられた「ゲートシティ大崎」。こちらは新東口から歩行デッキでつながっています。

ゲートシティの名前が欠けています。。

飲食店中心の商業施設のゲートシティプラザ、オフィスのウェスト/イーストタワー、ガーデン、マンションのサウスパークタワー、その横の居木橋公園など、かなり大きな施設となっています。

【ゲートシティ大崎】https://www.gatecity.jp/

建物内は綺麗です。プラザには吹き抜け空間(アトリウム)があり、とても広く感じます。

イーストタワーの方から居木橋公園に抜けられます。目の前は目黒川です。ここからまず、目黒川に沿って五反田方向に散策を行います。

目黒川ウォーキング

五反田を目指して目黒川沿いを歩きます。このときは東側を歩きましたが、東側、西側ともに川沿いは広い敷地に新しく建ったタワーマンションが何棟も五反田まで続き、再開発が進んだエリアという印象でした。

途中公園もいくつかあり、ファミリーが多く住んでいるようです。

目黒川にはいくつも橋がかかっており、東西の行き来も問題なさそうでした。

また、五反田ではなく北品川方向の寄木橋までの目黒川沿いは大崎で再開発が始まる前の小・中規模のマンションがまだまだたくさんあります。五反田方向とは対照的です。

目黒川沿いは場所によって顔が変わります。ここより上流の中目黒は目黒川沿いにはおしゃれなお店が立ち並んでいました。その先の大崎~五反田の目黒川沿いは、タワマンが多く並ぶ新しい住宅エリア。もっと下流の北品川の目黒川沿いは工場や小・中規模のマンション、寺院などが並んでいます。こういう違いが見られるのも興味深いです。

桜の季節(2022年3月追記)

桜の季節に再度、同区間を歩きました。見事に多くの桜の木が並んでおり、目黒川と桜、そしてタワーマンションの風情ある新しい雰囲気を楽しむことができました。このときは西側を歩いています。

目黒川の桜というと、中目黒が有名ですが、大崎〜五反田は混むこともなく、近くの家族連れの住民の方しかおらず、ゆっくり鑑賞することができます。飲食店はほとんどないですが、桜を見ることが目的であれば落ち着いた素敵なお散歩スポットだと思いました。

パークシティ大崎

目黒川沿いを戻ります。大崎ニューシティとゲートシティ大崎の間にある小関橋を渡ると、建物から地面のタイルまで雰囲気が一気に変わります。整備された綺麗な街並みが広がります。

2015年に開業した「パークシティ大崎」エリアです。「大崎ブライトタワー」、「大崎ブライトコア」という2棟のオフィス棟、「パークシティ大崎ザ・タワー」と「パークシティ大崎ザ・レジデンス」のマンション、低層の商業棟「大崎ブライトプラザ」、作業所棟「Sumビル」、北品川地域交流施設の7棟からなります。

大規模再開発のため、一帯は統一感が図られ、各建物の色合いも似ています。オフィス棟やタワーマンションの低層にはおしゃれな飲食店の他、保育園も入っています。スーパーマーケットやクリニックも商業棟にあり、この一帯が統一された街となっています。街を作る三井不動産の開発のイメージそのものです。

パークシティ大崎ザ・タワーの隣には区立図書館もあります。これもエリアにマッチした緑豊かなビルです。

このエリアを初めて訪れた時、ゲートシティ周辺と雰囲気が一変したので驚きました。大きな区画に高い建物、広い道路。高級感があり、まさに再開発エリアだと感じました。綺麗な整った街です。生活に必要な施設が一通り揃っており、このエリア内だけで生活ができそうです。

御殿山エリア

図書館の先を右手に曲がると御殿山のエリアが広がります。まず御殿山小学校

このコンクリートの建物が小学校・・・??2015年に新校舎となったとのことですが、都会の小学校ってすごいな、というのが率直な感想でした。

その先の三叉路の右前方は「ガーデンシティ品川御殿山」です。宮殿ですか・・・?笑


商業施設とオフィスの建物です。注目すべきは、かの有名なミシュラン三つ星フレンチレストランの「カンテサンス」があります。路面店じゃないのですね、知りませんでした。いつかは行ってみたいものです・・・(願望)。


ガーデンシティの隣は同じく宮殿のような「御殿山SHビル」、向かいの建物は「ソニー御殿山」のビルでした。
大崎駅からここまで徒歩で15分行かないくらいでしょうか。大崎のこんな近くに御殿山があったなんて知りませんでした・・・

さらにこの道を進むと、左手に森に覆われた三菱開東閣(旧岩崎家高輪別邸、現在は三菱グループの迎賓館)、右手には御殿山トラストシティが現れ、八ツ山橋から品川駅につながります。

三叉路の前方の道は高輪の高台へと続く道です。おしゃれな重厚感ある建物に挟まれる緑豊かなの街路樹、道のタイル・・・高級感に溢れすぎていて進むことが憚られました(笑)。大使館などもある高輪エリアへの道です。日本らしくない雰囲気に驚愕です・・・
ただ、オフィスのエリアなので、意外とラフな服装の方もいて少し安心しました(笑)。

三叉路の左手はソニー通りでそのまま進むと五反田駅にたどり着きます。おそらく通りの名前の由来だったソニーの本社ビル跡地が御殿山小学校の向かい側にあり、現在は住友不動産が大崎東プロジェクトとしてオフィスビルの開発を行っています。

2020年10月
2021年6月 かなり高くなりました

ちなみに御殿山の高台の邸宅街はパークシティ大崎エリアと御殿山トラストシティの間にあります。別の日に御殿山通りを歩いてトラストシティの歩道を歩きましたが、もっとゆっくり御殿山を散策してみたいです。

まとめ

今回は大崎駅の東側の街歩きでした。東側は再開発の商業施設、オフィス、高層マンションが目立ち、目黒川、少し歩くと御殿山という街でした。

落ち着いたファミリーの多い街で、山手線内側エリアの再開発のマンションはどこも綺麗で高級そうで、このエリアの住民の方は同じ生活レベル、価値観を持っているのではないでしょうか。飲食店は商業施設内以外にはあまりないので、五反田にいくのがおすすめです!奥の御殿山は高級住宅街過ぎて緊張します、歩いているのが申し訳ないです(笑)

次回は西口(大崎2〜5丁目)を歩きます。駅前の再開発は東口と同様に行われていますが、小さなお店や住宅が広がるエリアです。

大崎駅には何があるのか②西口編

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