【街歩き】文京区お散歩(後楽園~小石川~茗荷谷)

街歩き

こんにちは。今日は文京区ウォーキングの備忘録です。文京区は意外と広いのです。マップをご覧ください。教育の森公園にあった文京区の名所地図の看板の写真を加工したものです。

知っている地名を載せてみました。東京ドームの後楽園や、東京大学で有名な本郷の他、昔ながらの東京の地名がたくさん並んでいます。湯島、根津、駒込、大塚など少し下町のようなイメージもありますね。
今回はマップの新宿区寄りの左半分、JR水道橋駅から茗荷谷駅まで、紺色のルートをお散歩しました。途中、赤のスポットの名所を通りながら、マンションなどの建物にも注目しつつ、3時間くらいかけてぶらぶらしました。天気が不安定で晴れたり雨が降ったりする中のウォーキングとなりました。

また、港区高台のときのウォーキングと同じでお屋敷街だったためか、坂が多い地域でした。ルートでは忠弥坂、堀坂、六角坂、吹上坂、播磨坂、湯立坂がありました。

東京ドーム周辺〜春日

まずは東京ドームシティに到着。後楽園駅直結で、ドームやアトラクション、スパ、ホテルがあります。東京ドームで読売ジャイアンツの試合やコンサートがあると特に混みます。

東京ドームホテルのブッフェで腹ごしらえをしてスタートです。ドームホテルのブッフェは以前こちらの記事でも少し書いたようにお値段の割にバリエーション豊富でオススメです。

さて、少し周辺をぶらぶらします。文京区はご存知のとおり、文教地区としても有名で、東京大学をはじめいくつも学校があります。東京ドームの向かいのエリア、白山通りから1本入った忠弥坂にも都立工芸高校や女子の中学受験最難関校の桜蔭学園、順天堂大学など、たくさん学校があります。

桜蔭の手前に印象的な建物がありました。宝生能楽堂(手前)と宝生ハイツ(奥)です。能楽堂とその横のビンテージマンション(1979年築)、文教地区の文京区らしいです。桜蔭まで歩きましたが、本当に東京は街のど真ん中に学校がありますね。道路を挟んで左右が校舎で、民家や雑居ビルの隣です。

東京ドームの北側、文京区役所方向に進むと、春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業エリア「文京ガーデン」です。このときはまだ工事柵に覆われていました。2022年4月オープンです。春日駅直結のエリアで、オフィス、商業施設、住居からなります。東側には分譲タワーマンション「パークコート文京小石川ザタワー」が建っています。エリアの中ほどには「グリーンバレー」という緑の公開広場もあります。

落ち着いた低層住宅・教育施設が多い文京区にタワーマンション含むこのような再開発エリアは珍しい気がしました。後楽園・春日は文京区の繁華街的なエリアであり、東京ドーム、文京区役所のすぐ側、幹線道路の白山通り沿いだからこその再開発ですね。

こんにゃくえんま~小石川住宅街散策

こんにゃくえんま

白山通りから1本入った千川通りには「こんにゃくえんま」の源覚寺という浄土宗のお寺があります。東京のお寺はやはり建物に囲まれていますね〜

源覚寺には右目が黄色く濁っている「閻魔王座像」があるそうで、この看板によると、「閻魔王が信心深い老婆に己の右眼を与え、老婆は感謝のしるしとして、こんにゃくを備え続けたという言い伝えがある。このことから眼病治癒のこんにゃく閻魔として庶民の信仰を集めた」そうです。像は約1mの寄木造りで鎌倉時代の作品とのこと。

閻魔大王と言えば一般的には地獄で生前の罪を裁く怖い神仏のイメージですが、この言い伝えは優しい様子でほっこりしますね。このときはお寺の中までは入りませんでしたが、今度実物を見てみたいです。

お寺の前の通りは「えんま通り商店街」となっています。商店街の店舗はマンションの1階部分が多く、通りの逆側もマンションが立ち並んでいます。文京区は戸建てや低層マンションが多いイメージでしたが、大通りに近いとマンションが多いようです。源覚寺は400年前に建立されたお寺で、そのときから周辺の中心地だったと思いますが、周辺はこの400年間でかなり変わったのでしょうね~下町的な雰囲気と立派な建物が交差する趣深い街です。と言いつつ写真はマンションだらけになってしまいました…笑

小石川住宅街散策

途中、雨に降られながら、源覚寺の裏手の方の住宅街を歩きました。白山通りやえんま通りとは異なり、戸建てや低層の小さなアパートが多いエリアです。また、以前散歩した港区と同様、文京区も坂が多いエリアです。

堀坂沿いには廃墟のような建物が。これがマンションクラスタの中で有名な「ル・サンク小石川後楽園」です!住宅街の中にいきなり白い仮囲いで覆われている建物が現れ、異様な雰囲気を感じます。

ほとんど完成しており、マンション自体も全戸完売していたのですが、周辺住民からの反対を受ける中、建築上の不備を住民が指摘し、分譲した不動産会社と裁判で争いました。結果、都から一度は受けていた建築確認が取り消され、購入者はマンションに入居することができなくなり、現在も仮囲いで囲まれたそのままの状態で置かれているという恐ろしい状態です。2016年2月入居予定が、2015年12月に契約解除。それから6年もこの状況です…

周辺住民からすると、日当たりなど様々な問題はあった様子ですが、ここまで建ってしまってから廃墟となってしまうのは逆に治安が心配です…。文京区は昔ながらの閑静な住宅街というところから、再開発は周辺住民からの反対が多いと聞きます。その負の遺産を見た気分でした。

ル・サンクの裏手を進みます。同じようなマンションが結構ありますが、建つときに反対を受けていたところもあるのか、心配になってしまいます。。六角坂に突き当たり、左手方向に住宅街を進みます。

同じような閑静な住宅街が続きます。道の両サイドに戸建て、横に長い低層のマンションが並んでいるエリアです。どのマンションも落ち着いてタイル張りで高級感があります。途中「青いナポリ」という春日で有名なイタリアンのおしゃれなお店がありました。写真はまたまたマンションばかりです…笑

建設中のシティテラス文京小石川の仮囲いの前を右手に曲がり、ユーカリハイツ小石川というマンションから千川通りに進みます。これまでこんにゃくえんま周辺から住宅街の小さな道を進んでいましたが、大きな千川通りに出ると車の往来が多く、道路左手には共同印刷の工場が見えてきました。千川通り沿いにはお店や会社もいくつか並んでいるみたいですが、閑静な住宅街の近くの大きな敷地に建替え中の本社が並んでいるのはとても目立ちます。

共同印刷は約100年前に小石川に移転したそうで、その当時、この地域は印刷・製本工場が多く建てられ、たくさんの労働者が集まっていたそうです。確かに千川通り沿いは準工業地域となっています。歩いていきたルートだと、工場の面影はあまりない落ちついた住宅街だったので、不思議な感じでした。街も変化しているのかもしれません。

(追記 1年後に再訪したら本社が竣工していました!ガラス張りのおしゃれなオフィスです。)

播磨坂~小石川植物園~占春園~教育の森公園~茗荷谷

播磨坂

共同印刷を超えると大きな交差点が現れ、吹上坂と播磨坂が現れます。坂の上は春日通りです。また少し天気が悪化し、曇り空が残念です。

播磨坂周辺は道が面白い構造になっています。手前(左側)が吹上坂、右側の道路と緑で覆われている遊歩道が播磨坂です。播磨坂は桜並木が有名で、車道に挟まれたエリアに桜並木が植えられており、車道の間の遊歩道で緑を楽しみながら春日通りまで歩くことができます。以前は狭い中央分離帯だったようですが、桜の美しさのためか、後から中央分離帯を兼ねた憩いの遊歩道として整備されたようです。あまり見ない道の構造ですね。

第二次世界大戦後の区画整理によりできた「環状3号線」の一部として整備。かつてこの地にあった松平播磨守上屋敷にちなみ、「播磨坂」と名付けられました。1960年に桜の木が地元の人々の手により約150本植えられ、今では立派な桜並木に成長しています。

『文京区観光協会』https://b-kanko.jp/spot/251

遊歩道は和風ゾーンと洋風ゾーンに分かれており、オブジェが置いてあったり、水が流れていてせせらぎが感じられるエリアもあり、しっかりと整備されています。歩くだけで癒される綺麗な空間で、犬と散歩している方もおり、周辺の住民の方のちょっとしたお散歩コースにもなっていそうです。新緑の季節も綺麗でしたが、また有名な桜の季節に歩いてみたいですね。

(追記)桜の季節の再訪

念願の桜の季節に再訪しました!
散り始めで最後の見ごろの時期でしたが、沿道に並ぶ桜の木が時には桜吹雪となり美しかったです。遊歩道の木も両脇の歩道も全て桜並木です。


「文京さくらまつり」が実施されており、ぼんぼりが吊るされる中、多くの方が行き交っていました。いい天気で皆楽しそうにお散歩していました。

小石川植物園

坂を上がっていくと茗荷谷駅方面ですが、まだ向かわず、逆方向の小石川植物園の方へ向かいました。新緑の季節で植物園の緑がまぶしいです。
・・・しかし、残念ながらこの日は植物園は閉園しており、入ることは叶いませんでした。

東京大学大学院理学系研究科附属植物園は、一般には「小石川植物園」の名で呼ばれ親しまれており、植物学の研究・教育を目的とする東京大学の教育実習施設です。 この植物園は日本でもっとも古い植物園であるだけでなく、世界でも有数の歴史を持つ植物園の一つです。 約320年前の貞享元年(1684)に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」がこの植物園の遠い前身で、明治10年、東京大学が設立された直後に附属植物園となり一般にも公開されてきました。 面積は161,588m2(48,880坪)で、台地、傾斜地、低地、泉水地などの地形を利用して様々な植物が配置されています。 この植物園は日本の近代植物学発祥の地でもあり、現在も自然誌を中心とした植物学の研究・教育の場となっており、特に東アジアの植物研究の世界的センターとして機能しています。 植物園本館には植物標本約80万点(植物標本は、東京大学総合研究博物館と一体に運営されており、全体で約190万点収蔵されています)、植物学関連図書約2万冊があり、内外からの多くの植物研究者に活用されています。 園内には長い歴史を物語る数多くの由緒ある植物や遺構が今も残されており、国の史跡および名勝に指定されています。

https://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/ 東京大学 小石川植物園ホームページより

江戸時代から続く由緒正しい東京大学附属の植物園です。教育・研究施設でありながら一般公開されており、広い敷地で四季折々の花が楽しめるようです。史跡としても指定されている植物園は世界でも珍しいのではないでしょうか。
料金は大人500円、子ども150円です。次は開園しているときに行ってみたいです。。。

小石川植物園のすぐ横の通りは小さい印刷工場が多いエリアでした。こちらは小石川消防署裏手ですが、火の見やぐらがあり、下町らしい趣がありました。右手の植物園の緑も、逆側の左手に植えられている樹々も美しいです。緑が青い空に映えます。

小石川植物園のすぐ奥にはこのあたりの鎮守の神社の簸川(ひかわ)神社があります。かなり重厚な雰囲気ですが、今回は立ち寄りませんでした。簸川は珍しい漢字ですが、氷川神社の末社のようです。

戸建てというより小規模の集合住宅や企業が多い印象でした。

(追記)桜の季節の再訪

桜の季節に再度訪問できました!
今回は正門側から。入ってすぐに園内の案内マップがあります。東京ドーム3.5個分、ぐるっと1周するだけでいい運動でした。ソメイヨシノ林、モミジ林、日本庭園、ニュートンの生家にあったリンゴの木やメンデルが実験に用いたブドウの分株など、園内は見どころも多かったです。

桜の見ごろの時期だったので、ソメイヨシノ林では芝生に大勢の方がくつろいでいました。やはり桜が咲くと人が集まります。日本庭園にも桜があり、旧東京医学校本館と桜、池の見事な風景をスケッチしている方も多くいました。

桜があるエリアや温室など正門に近いエリアは人が多いですが、奥にあるボダイジュ、サルスベリなど大木が並ぶエリアや薄暗い針葉樹のエリアはあまり人が多くなかったです。季節的に葉がない状況だったので、新緑の季節だともっと美しいのでしょう。広いのでなかなか奥まで歩くのは大変でした。園内は高低差があり、階段を下りてぐるっと日本庭園側に回り、ウメ林から稲荷の方へ歩き、メタセコイア林まで進み、正門に戻りました。

ウォーキングの様子を動画にまとめました。いろいろな種類の樹木があるので、どの季節でもその季節にあった花や紅葉を楽しむことができそうです。また、植物だけではなく、鳥のさえずりもずっと聞こえているので、バードウォッチングにもいいのかもしれません。100種類くらいの野鳥が見られるようです。

小石川植物園
【所在地】〒112-0001 東京都文京区白山3丁目7番1号
【開園期間】1月4日~12月28日 午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)
【入園料】大人500円 子ども(中学生、小学生)150円
【アクセス】都営地下鉄三田線 白山駅下車 A1出口 徒歩約10分
      東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅下車 出入口1 徒歩約15分

湯立坂~占春園

ここから湯立坂を上り、ゴールと決めている茗荷谷駅へ向かいます。湯立坂は小石川植物園から文京区立教育の森公園、茗荷谷駅前の春日通りへと通じる坂です。当時は川が隔ていた簸川神社に湯花を届けるための坂でこの名前がついたとか。

上っていくと右手は筑波大学東京キャンパスや付属の学校、公園が並び緑に覆われており、左手は低層のマンションが並びます。非常に落ち着いた雰囲気です。

途中、右手の筑波大学敷地内の占春園から教育の森公園を経て駅に向かいます。占春園は松平家の屋敷にあった庭園で、現在は筑波大学付属小学校の自然観察園となっているそうです。武家のお屋敷の庭園が附属になっているなんて、さすが国立の小学校です・・・

晴れて庭園を覆っている緑がさらにまぶしいです。池に写る緑が鮮やかで水面との境目がよくわからないくらいです。一般にも公開されていますが、都会の学校でありながら小学生がこの庭園で理科の学習ができるのは贅沢ですね。。

ちなみに占春園に寄らずに、そのまま湯立坂を春日通りまで登っていくと左手に「銅御殿」が現れます。

国指定重要文化財 旧磯野家住宅(銅御殿)
実業家の磯野敬が建設した近代和風住宅であり、主屋の屋根と外壁に銅板が張り巡らされている外観から「銅御殿(あかがねごてん)」と呼ばれている。明治末から大正初期にかけての和風建築の粋を凝らした技術の高い建築作品である。

文京区公式ホームページ https://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/shiseki/akaganegoten.html

敷地は広そうですが、壁に覆われておりこの重厚な木でできた門しか見えないので、立派なお家とお庭なんだろうなあという感想でした(笑)。すぐ下には新しいマンションが立つ中で、建築として価値があるものが残されていて、湯立坂の緑の多い風景に溶け込んでいることが文京区らしいのかもしれないです。

教育の森公園~茗荷谷駅

占春園と教育の森公園は隣接しており、教育の森公園から茗荷谷駅へ向かいます。教育の森公園は文京区立の公園で東京教育大学(筑波大学)の跡地の一部に昭和61年に開園しています。広場や池があり、たくさんの樹々が植えられています。

親子連れがたくさんいました。広い公園で子どもが遊ぶのにちょうど良さそうです。占春園もすぐ近くで、ファミリーには素晴らしい住環境ですね。播磨坂、小石川植物園、教育の森公園と緑が非常に多く、同じ文京区でも後楽園・春日付近とは大分印象が変わります。

春日通りに出るとすぐ茗荷谷駅です。春日通り沿いはやはり高い建物が多かったです。やっとゴールです!

文京区散歩まとめ

繁華街・エンターテインメントのエリアから、再開発のエリア、閑静な住宅街、学校・教育施設、昔ながらの下町、緑あふれる遊歩道や公園を訪れ、文京区の雰囲気を感じることができました。文京区は大きな施設や再開発の進む新しいエリアもありながら、下町らしい雰囲気や工場のエリアでした。イメージどおりの住宅街の近くには緑も多く、とても住みやすそうです。

港区の繁華街や住宅街よりは尖った感じや豪邸などの高級感は少なく、程よく落ち着いた雰囲気の印象でした。東大をはじめ学校や緑が多いのも環境が良さそうです。アカデミックな感じがします。

住宅街ではあまりスーパーやコンビニ、飲食店は見られず、最寄り駅からも離れていますが、だからこそ静かなエリアになるのかと思います。個人的にはマンションの反対運動を考えると、少し住むのは怖いですね笑。それだけ地元に想いがある方が多いエリアなのかもしれません。

これまで歩いてきた湾岸エリアや隅田川付近の下町、港区高台とも全然違う雰囲気で、ドーム周辺以外は人も少なく、好きな人は好きな街なのではないでしょうか。

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