【街歩き】恵比寿〜広尾〜麻布十番

麻布の坂 街歩き

こんにちは。本日は高級住宅街エリアのお散歩です。おしゃれなイメージのある恵比寿を東側に進み、高級住宅街の渋谷区広尾から港区へ、昔ながらの商店街と大使館や邸宅が共存する麻布十番まで。恵比寿駅から山種美術館を経由し、日本赤十字社医療センターから広尾ガーデンヒルズへ。有栖川宮記念公園から元麻布を通り、麻布十番へ向かいました。4.5kmのお散歩でルートはこちらです。

恵比寿駅~広尾駅

恵比寿駅を出て駒沢通りを歩きます。途中、渋谷橋、渋谷川を通りました。

渋谷川・古川は、渋谷区内の宮益橋から天現寺橋間の2.6kmを渋谷川、港区内の天現寺橋から河口間の4.4kmを古川と呼んでいます。
また、本川(宮益橋)の上流域と支川は、すべて暗渠構造で下水道化されており、本川の稲荷橋の下流から開水路となり、JR浜松町付近で東京湾に注いでいます。

東京都建設局「渋谷川・古川の流域」 https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/river/kankyo/ryuiki/08/sh2/sh2-1.html

渋谷駅の地下を流れている渋谷川渋谷駅から先の上流側は全て暗渠化されている川です。恵比寿駅近くで2.6kmの一部を見ることができました。コンクリートに囲まれた細い川でした。ここから浜松町までつながっているんですね。

そのまままっすぐ進むと明治通りと交わる渋谷橋の交差点です。歩道橋からの風景は写真のとおりです。マンションやオフィスビルが並びます。

そのまま坂を登ります。右手には恵比寿プライムスクエアタワー。22階建てのオフィスタワーです。プライムスクエアタワーの向かい側は高台になって降り、高さの調整をしているのか、擁壁(?)の上に住宅が建っているのが印象的でした。

このときは訪れていませんでしたが、恵比寿プライムスクエアタワーの少し先に「BELTZ」という有名なチーズケーキ屋さんがあります。バスクチーズケーキしか売ってない専門店です。このときはとは別に、新宿駅の催事で購入したことがあります。ケーキは外側が固く、中がクリーミー。まったく甘くなく、ワインに合いそうなチーズケーキでした。値段は700円。

進むと右手に実物大のタビデ像が現れ、びっくりしました。アパレルのパパス本社ビルだそうです。なぜダビデ像なんでしょう…。

さらに進んでいくと山種(やまたね)美術館です。日本絵画を扱っている美術館です。「Cafe 椿」というカフェも併設されており、オリジナルの和菓子が人気のようです。ワイマッツ広尾という建物の1階と2階が美術館で、その上はオフィスビルになっていました。

山種美術館の向かいには都立広尾高校、その先には区立広尾中学校、更にまっすぐ進むと右手にはパークコート広尾ヒルトップレジデンスという2015年築の10階建て総戸数は26戸の高級マンションがありました。

そこから広尾三丁目の交差点を曲がります。閑静な住宅街のエリアで坂を登っていきます。途中、クロアチアの大使館がありますね。周囲の雰囲気は写真のとおりです。オープンレジデンシア広尾が2棟あります。その奥に日本ユダヤ教団の印象的な建物があったのですが、写真に残っていなかったです…ユダヤ教のコミュニティセンター、シナゴーグです。外観は六芒星をモチーフにしたタイルとコンクリート打ちっ放しでした。その対面には私立の東京女学館小・中・高校がありました。

正面には日本赤十字社医療センターが現れます。

日本赤十字社医療センターは日本初の赤十字病院。700以上の病床を持つ総合病院です。赤十字社・赤新月社は世界中にネットワークを持つ、アンリー・デュナンが提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とした組織です。日本赤十字社では災害救護、国際活動、献血、医療、社会福祉、教育など様々なことに取り組んでいます。

敷地には母親の救世主と呼ばれるハンガリーの19世紀の医師、センメルヴェイスの胸像がありました。センメルヴェイスは医師の手洗いによって出産時の産褥熱を減少させられることを証明しました。日本赤十字社医療センターは古くからの産院と病院が合併してつくられた病院であるため、生誕200周年事業で設置されたとのことです。

日本赤十字社医療センターの北側には8棟からなる総戸数674戸の広尾ガーデンフォレスト。敷地の中心のオープンスペースと敷地外周部のグリーンベルトに豊かな緑があるのが特徴です。赤十字社からの定期借地権付きだそうですが、人気の高級マンションです。

日本赤十字社医療センターの東側にはヴィンテージマンションとして有名な広尾ガーデンヒルズがあります。1983年から1986年にかけて竣工した、約6.6ヘクタールの広大な敷地に5つの区画(ノースヒル、サウスヒル、センターヒル、ウェストヒル、イーストヒル)に15棟のマンションが建ち並びます。広大な敷地には多くの植栽や、スーパー、レストラン、医院などが敷地内にあります。価格は数億〜ですね。それぞれの区画でマンションの形状が異なります。大規模修繕中の棟もありました。

ガーデンヒルズの南側には聖心女子大学があります。本当にこの一帯は閑静な高級エリアですね。一番近いサウスヒルから広尾駅まで徒歩6分です。

広尾駅〜麻布十番駅

広尾駅のある外苑西通りを広尾橋の交差点まで進み、有栖川宮記念公園方向に進みます。

広尾駅を超え、港区に入ります。つきあたり右手には高級賃貸マンション「ラ・トゥール南麻布」がありました。2018年2月竣工の12階建て総戸数145戸、賃料は恐らく100万円以上する有名人が住むマンションです。入口に警備員もいてセキュリティ万全です。右手の道沿いにはヴィンテージマンションの「広尾ホームズ」「広尾タワーズ」も並んで見えました。

ラトゥールの横は有名な高級スーパーの「ナショナル麻布」。インターナショナルスーパーマーケットで、輸入品がたくさん揃っています。この一帯は大使館が多いので、外国人の方が非常に多く、世界各国の食品が並んでおり、見るだけでも楽しいです。

有栖川宮記念公園に入る前に公園沿いの南部坂を上がります。ここら辺は江戸時代は盛岡藩南部家のお屋敷だったみたいです。右手にはドイツ大使館がありました。石の壁に囲まれているのですが、訪れた昨年2022年はアインシュタインの来日100周年記念の年で、アインシュタインが日本で過ごした日々が壁に描かれていました。

有栖川宮公園に入ります。南部家の屋敷が有栖川宮家の御用地となり、今は港区立の緑豊かで桜や紅葉など季節を楽しめる公園となりました。園内は東が高台、西が低地と傾斜があり、池や渓流があります。お子さんもたくさんおり、多国籍な感じでした。冬だったので写真は緑がなくさみしい感じですね・・・
公園を出て向かい側には「東京ローンテニスクラブ」のコートがあります。会員制の名門テニスクラブで、wikipediaによると会員は皇族や各国大使、旧華族や有名企業トップです。さすが麻布。

テニスコートの先の区画にはマンションや大使館が並びます。その一角に難関私立中高一貫の麻布中高がありました。その横の愛育病院前の交差点を右に曲がります。愛育病院は芝浦に移転しているため、現在は愛育クリニックがあるようです。

ここからはずっと麻布十番方向に向かって坂をいくつか上がっていきます。高級住宅街と大使館のエリアが続きます。まずは狐坂

続いて狸坂。狐と狸が両方化けて出るエリアだったようです。昔は田舎だったのかな。

元麻布ヒルズは森ビルが分譲した高級レジデンスで、特徴的な外観と周りに背の高い建物がないことからかなり目立つ存在です。2002年竣工でフォレストタワーとテラス2棟からなります。インターナショナルスクールが敷地内にあるまさにセレブのマンションです。カルロス・ゴーンなど有名人の住まいとしても有名です。

こちらは5年くらい前にもう少し近くで撮った写真。電線が残念ですね

元麻布ヒルズの奥には麻布氷川神社があります。このときは訪れませんでしたが、5年前に訪れていました。この神社はセーラームーンのキャラクター、火野レイ(セーラーマーズ)の実家の神社のモデルとなった神社、聖地です。セーラームーン世代なのでやはり気になります!笑
セーラームーン、麻布十番が舞台って、今思うとセレブ・・・笑

そのまままっすぐ大黒坂へ。ピカールやビオセボンなど、セレブ御用達の高級スーパーが並びます。正面の気に囲まれているエリアは広場のパティオ十番で、「赤い靴」のきみちゃん像があります。さらに奥にはパークタワー麻布十番とシティータワー麻布十番が見えます。

きみちゃん像もコロナでマスクをしていました。きみちゃんは明治時代にアメリカ人宣教師に養子に出され、結核で亡くなった女の子で、「赤い靴」という童謡のモデルになった女の子だそうです。

セーラームーンにも出ていたみたいです。あまり覚えていませんが・・・。ここから麻布十番駅まで歩いてゴールです。

まとめ

普段歩かない都心の閑静な高級住宅のお散歩でした。幹線道路を1本入った広尾~麻布はあまり高い建物がなく、伝説のマンションとも言える広尾ガーデンヒルズがあり、大使館が多く立ち並ぶ低層の雰囲気、品が良い住宅街です。大使館が多いためか、麻布では住宅街に警官が巡回している場面にも出くわし、治安はとても良さそうだと感じました。都心の高級住宅街は江戸時代には高台の武家屋敷があった場所で、高輪も坂が多いと感じましたが、今回も坂が多かったのが特徴的でした。恵比寿、広尾、麻布はどこも高級すぎてなかなか普通の人が住めるエリアではないですが、その中でも麻布十番は商店街があり、お店が多くて下町っぽさもあり、住みやすそうな印象でした。麻布十番はセーラームーンの舞台。彼女たちのお家は普通のサラリーマン世帯ではなかったのか、それとも麻布十番も当時は今よりは敷居が低かったのか、気になるところです・・・笑

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