こんにちは。
今日は2022年3月に開通した「多摩川スカイブリッジ」周辺のお散歩記録です。徒歩や自転車で川崎から多摩川をこえて羽田空港側に渡れると聞き、どんなものかと歩いてきました。
スカイブリッジを渡った先の羽田空港側は、橋を渡ってすぐの第3ターミナルにある羽田エアポートガーデンがまだ開業していなかったため、少し足を伸ばして天空橋駅直結の羽田イノベーションシティを訪れました。エアポートガーデンは集客に苦戦していると聞きますが、今度一度はどんな施設か訪れてみたいですね。
多摩川スカイブリッジとは
多摩川スカイブリッジは神奈川県川崎市川崎区殿町三丁目(キングスカイフロント)から東京都大田区羽田空港二丁目(羽田グローバルウイングズ)にかかる、全長674mの橋です。多摩川の河口から1番目の橋で、羽田空港第3ターミナルの目の前にかかる橋です。
徒歩でも10分程で渡ることができ、広々とした多摩川と空港の景色を堪能することができます。
京浜臨海部と羽田空港周辺地域の連携強化を目的に、国際競争力向上を目的とした国家戦略特別区域のプロジェクトの一環として、川崎市と東京都が共同で整備を進め、22年3月に開通しました。東京都の発表によると、多摩川スカイブリッジの開通により、上流に位置する大師橋の交通量が約3割減少、大型車が約4割減少し、混雑状況が大幅に改善したそうです。
橋の場所はこのグーグルマップのとおりです。
今回は川崎側、最寄りの京急大師線の小島新田駅から歩きました。まずは多摩川スカイブリッジがかかっているキングスカイフロント周辺の散策をまとめます。
キングスカイフロント〜多摩川スカイブリッジ
キングスカイフロントとは
多摩川スカイブリッジがかかっている川崎市側の「殿町国際戦略拠点キングスカイフロント」は、川崎市殿町地区に位置し、国家戦略特区・国際戦略総合特区等の区域に指定されている、ライフサイエンス・環境分野における研究開発から新産業を創出するオープンイノベーション拠点です。京急大師線の小島新田駅から徒歩12分の距離にあり、多摩川を隔てて羽田空港の対岸にあります。
写真の案内図のとおり、多摩川の岸辺に企業の研究機関等が集まっています。商業施設はほとんどなく、東急REIホテルのみです。
整備された区画、道路に新しい建物が立ち並び、植栽も豊かです。緑と水のあるゆったりした立地でした。なお、企業の研究施設のエリアなので、訪れた休日にはほとんど人が見当たりませんでした・・・
多摩川のすぐ近くで、対岸の羽田空港の施設が見えます。駅からは離れており、周囲に飲食店やコンビニ等はほとんどないものの、かなり落ち着いた環境で働くことができそうです。
多摩川スカイブリッジ
多摩川スカイブリッジは川崎側はキングフロントの海寄りから、羽田空港側は羽田空港第3ターミナル付近、2023年1月に開業した羽田エアポートガーデンのすぐ近くにかかっています(このとき訪れたのは2022年で、残念ながら羽田エアポートガーデンは開業前でした)。これまでこの川崎側から羽田空港に行くには電車で乗り継ぎが必要でしたが、スカイブリッジを渡ればすぐ羽田空港に到着というのは近隣に住んでいる方からすると便利かもしれません。
このときは川崎のキングスカイフロント側の橋の入り口からスカイブリッジを渡りました。
かなり広い道路で、車道の他、歩行者用、自転車用の道路が整備されており、ウォーキングやサイクリングでも多摩川と空港の景色を楽しむことができます。対岸の空港にはANAの旅客機が並ぶのが見えます。飛行機好きには楽しいですね。風を感じながら10分ほどの気持ち良い多摩川横断ウォーキングでした。サイクリングも気持ちよさそうでぜひしてみたいです。
この日は少し天気がぐずついて雨も降ったのですが、雲が晴れた川と空の一面の青色が美しかったです。
羽田空港側に到着し、このときは羽田イノベーションシティのある天空橋駅方向に向かいました。
羽田イノベーションシティ
羽田イノベーションシティは2020年7月に先行開業、2023年11月にグランドオープンした天空橋駅直結の複合商業施設です。多摩川スカイブリッジの羽田空港側からは天空橋駅方向に少し歩きます。このときは橋を渡ってすぐの第3ターミナルにある羽田エアポートガーデンがまだ開業しておらず、少し足を伸ばして向かいました。
羽田イノベーションシティにはショッピングやグルメ、ホテルの他、Zepp Haneda(ライブボール)やコンベンション施設、研究開発施設も併設されています。このときはまだ開業直後だったため、訪れている人は少なかったです。
1階はアーティストビレッジというアート遊具が設置された芝生広場が広がっています。レストランなどグルメのメインは歩行者専用デッキ「イノベーションコリドー」の2階にあります。Zeppは1~2階にあり、今回訪れた日もライブがあり、ホール周辺には列がありました。
屋上には足湯スカイデッキもあり、デッキからは滑走路に停まっている飛行機や渡ってきた対岸の川崎側が見渡せます。
散策を終え、帰路に就いた天空橋駅には羽田空港の歴史について書かれたパネルがありました。京急やモノレールで空港駅を利用することはあっても、天空橋駅で降りたことはなかったので、天空橋を利用すること自体が新鮮でした。羽田イノベーションシティ開業後、Zepp羽田もあるので、利用客は増えていそうですね。
羽田イノベーションシティ、羽田エアポートガーデン等、空港周辺の商業開発が最近広がっています。これまで羽田空港を訪れても、周辺に施設がなかったため、その周辺駅や空港の外を訪れることはなかったですが、コロナ後のインバウンドの回復で、羽田空港一帯が盛り上がっています。羽田イノベーションシティは、グルメ、ショッピングの他、アートやエンターテイメント、ビジネスにも力をいれている施設なので、羽田エアポートガーデンとあわせて羽田空港周辺散策の一つの場所として、一度訪れてみても新鮮かもしれません。私が訪れたときは開業直後でコロナの影響もある時期だったため、まだまだ人が少なかったですが、日常を取り戻した今はもう少し活気があることを願っています・・・
羽田イノベーションシティ
【所在地】東京都大田区羽田空港一丁目1番4号
【アクセス】京浜急行電鉄空港線:東京モノレール「天空橋駅」直結
【公式サイト】https://haneda-innovation-city.com/
まとめ
羽田空港に川崎から橋を渡って徒歩で行くという貴重な気持ち良いお散歩でした。小島新田駅から羽田空港側まで30分程度のウォーキングでちょうどよい距離です。
コロナ後、航空需要は戻り、空港利用は増えてきています。多摩川スカイブリッジ、羽田イノベーションシティ、羽田エアポートガーデン等、羽田空港周辺の再開発が進んでいます。なかなか集客に苦戦していると聞きますが、空港周辺エリアが飛行機を利用する時だけに訪れる場所ではなく、飛行機に乗らなくても訪れて楽しむスポットとして、今後発展していくのが楽しみです。
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