こんにちは。今日は港区芝浦から港南エリアを歩いた湾岸お散歩記録です。基本的にはマンションが立ち並ぶエリアで、たくさんのタワマンを見ることができました!有明、東雲、豊洲など東京湾岸は結構歩きましたが、芝浦と港南の一部は歩いたことがなかったので今回歩いてみました。
歩いたルートは2パターン。①田町駅〜芝浦2丁目〜芝浦アイランド〜港南3丁目・4丁目〜天王洲アイル駅、②浜松町駅〜芝浦1丁目〜芝浦3丁目~芝浦4丁目〜港南1丁目〜品川駅です。ルートと訪れた(目にした)スポットを記載しました。いつもどおりフリーの白地図さんにパワポ手作りで見づらくてすみません。笑
上の緑字がマンションですが、あまりに目にしたマンションが多いため、マンションだけ位置をこちらにもまとめました。
23のマンションを確認できました。やはり東京湾岸はタワーマンションが多いです。
今回は散歩したルートではなく、エリアごとに見たのものと歩いた記録をまとめました。まずは田町駅前の芝浦3丁目からスタートです。
芝浦3丁目
芝浦3丁目は田町駅芝浦口を出てすぐのエリアです。
駅前はmsb Tamachi(ムスブ田町)や東京工業大学田町キャンパスがあります。このエリアは再開発が進められており、msb Tamachiは2018年開業した複合施設で、商業施設、ホテル(プルマン東京田町)、オフィスからなります。デッキと広場を歩きました。まだ新しくて綺麗です。再開発は三井不動産、三菱地所、そして東京ガスが担当していました。
また、現在、駅前の東京工業大学田町キャンパス土地活用事業が進められており、事業者はNTT都市開発・鹿島・JR東日本・東急不動産グループです。大学の教育研究施設や産学官連携施設、ホテル、オフィス、商業施設などの入る複合ビルが予定されています。
なぎさ通りをまっすぐ進み、その先の新芝橋を超えると芝浦工業大学、オフィスや様々な飲食店が並ぶ繁華街のエリアです。目の前には芝浦アイランドのタワーマンションが見えます。
芝浦1丁目
芝浦1丁目は芝浦3丁目から東側の線路沿いのエリアで、みなとパーク芝浦や愛育病院、芝浦公園があります。みなとパークは港区最大の複合公共施設で、スポーツ施設も入っています。横には芝浜小学校もあり、都会のおしゃれな学校という印象です。愛育病院は有名な産科や小児科専門の大きな病院ですが、とても綺麗で立派な建物でびっくりしました。すぐ横に公園があり、子どもたちが遊んでいました。このエリアは全体的に区画が広く、開放感があります。
みなとパーク芝浦の通りを挟んだ向かいには森永乳業の本社ビルを建設していました。キョロちゃんや森永の歴史が仮囲いに描かれていました。
運河沿いには2016年築34階建てのグローバルフロントタワーというタワーマンションがあります。
田町駅からは徒歩10分で、ゆりかもめの日の出駅からが徒歩8分です。34階建ての883戸のマンションで、横に広いですね。共用施設も充実しています。近くに高い建物はないので、海側も都心方向もどの方向も景色が良さそうです。中古価格は70㎡で1憶を超えるマンションです。
さらに浜松町駅寄りにはシーバンスというツインオフィスや、シャープや東芝のオフィスがあります。
浜松町ビルディング(東芝ビルディング)の建替事業として、ツインタワーが建設されます。「芝浦プロジェクト」として、野村不動産とJR東日本が事業者です(S 棟:2025 年 2 月竣工予定、N 棟:2030 年度竣工予定)。オフィス・ホテル・商業施設・住宅を含む大規模複合開発で、ホテルはフランスのラグジュアリーホテルのフェアモントが日本に初めて進出します。
芝浦2丁目
旧海岸通りが走る、運河に近いオフィスやマンションが立ち並ぶエリアです。タワーマンションもいくつがありました。
駅前からかすみ通りを進むと漢城軒という焼肉屋さんがあり、肉問屋直営で美味しいです。価格もそんなに高くないです。このビルの5階です。(写真は1階で別のお店です(笑))
旧海岸通り沿いに、左からインプレストタワー芝浦エアレジデンス(2014年築25階建て114戸)、パークタワー芝浦ベイワードアーバンウィング(2005年築29階建て190戸)、ブランズタワー芝浦(2021年築32階建で482戸)。
パークタワー芝浦ベイワードアーバンウィングの裏にはツインタワーのパークタワー芝浦ベイワードオーシャンウィング(2005年築29階建て179戸)。
ブランズタワーは2022年から入居開始なので新しいです。価格は3LDK(70~80㎡)で1〜1.5億くらいでした。他のマンションは中古70㎡だと9000万~1億円ちょっとくらいが相場でしょうか。
芝浦アイランド
続いて芝浦4丁目の一部である芝浦アイランドです。元々工場や商業施設があった埋め立てエリアの街を2000年代に都市再生機構と三井不動産が宅地や公園へと再開発しました。田町駅からは芝浦口を出てなぎさ通りをまっすぐ歩き、9分ほどです。
旧海岸通りから船路橋を渡り、芝浦アイランドへ。案内図からは、A,B,C,Gの5棟の住宅棟と公園、クリニックモールやエアテラスという商業施設があることがわかります。エアテラスにはレストランやスーパーのピーコックストアがあります。
芝浦アイランドには分譲2棟(「グローヴタワー」と「ケープタワー 」)と賃貸2棟(「エアタワー」と「ブルームタワー」)、計4棟のタワーマンション、そしてシニア施設の「ブルームホームズ」があり、約4000戸、1万人が生活しているそうです。大きな賃貸タワーが2つもあるのは珍しい気がします。家賃を見ると月30万円ほど、マンションの価格も70㎡で9000万~1億ちょっとはするので、この芝浦アイランドの街一体として所得がある層が集まっており、治安は良さそうです。賃貸棟があるため、タワーマンションに住んでみたい高所得層も集まり、新陳代謝もあります。全体としては若いカップルやファミリー層が集まっている印象です。
船路橋からまっすぐ見て正面がエアタワー。2007年築、地上48階建、総戸数871戸の賃貸タワー。共用施設も充実しています。どちらの棟もアースカラーで優しい配色です。右手はグローヴタワー。2006年築、地上49階建ての833戸。共用施設にはテニスコートやバーベキュー施設もあるそうです。
こちらは海岸3丁目へとつながる芝浦運河にかかる港栄橋から見た芝浦アイランドです。
一番手前の低層棟がシニア施設のブルームホームズ、その横のタワーが賃貸棟のブルームタワー、2009年築、地上48階建、総戸数964戸の大型タワーです。戸数多いですね。間取りの関係かな?もちろん共用施設も充実しています。奥にはグローヴタワーとエアタワーです。
敷地内の運河沿いの遊歩道を歩きました。運河側は対岸の建物の他、レインボーブリッジも見えます。
遊歩道を芝浦アイランドを南に進むと、大きな建物が見えてきます。分譲棟のケープタワーです。トライアングル型が美しいです。
この棟は田町駅からは徒歩14分と距離がありますが、少し離れているからこそ、開放感は1番ありそうです。2006年築、48階建て、1095戸のかなり大規模なタワーマンションです。サウスウィング、ウェストウィング、イーストウィングの3棟で構成されています。もちろん共用施設もたくさんあります。
このときはこのあと海岸3丁目から港南に向かったのですが、まずはルート②で訪れた芝浦4丁目をまとめます。
芝浦4丁目〜港南1丁目
芝浦アイランド以外の4丁目のエリアはオフィスやマンションが並ぶエリアです。駅前からなぎさ通りを進み芝浦3丁目から右折し八千代橋を渡り4丁目のエリアへ。途中歩道橋からは肉のハナマサの本社がありました。
そして歩道橋の先にあるのがキャピタルマークタワーという大きなタワーマンションです。2007年築の48階建て、869戸の大型マンションです。歩いていくとかなり目立ち、外観もかなり大きいマンションです。こちらも共用施設が充実しています。田町駅からは8分程度です。中古価格は70㎡で9000万~1億円ちょっとのようです。
そのまま港南1丁目、品川駅方面に進みます。街並みはこんな感じ。右の写真のマンション(グランドプレシア芝浦)に「パンとエスプレッソと高輪ゲートウェイ店」があるらしいですが、逆側のようで発見できず・・・今度明るい時にいってみよう。
左手には新築マンションのプラウドタワー芝浦があります。33階建て、421戸のマンションで、田町駅 徒歩11分、高輪ゲートウェイ駅徒歩18分です。現在販売中で、入居は2023年6月からです。公開空地も広く、共用施設も充実しているようです。価格は70㎡だと1憶ちょっとくらいでしょうか。
このあとは田町駅に戻らず高輪ゲートウェイ駅から帰ろうと思ったのですが、高輪ゲートウェイ駅に行くには高輪橋架道橋下区道という高架下をくぐり、泉岳寺駅を回って、駅の西側に回らないといけません。グーグルマップだと25分程度かかるということで、徒歩20分ので品川駅に行くことにしました。高輪ゲートウェイ駅は2024年の街開きで芝浦側にも連絡デッキができるようです。そこまでくれば大分利便性は上がりそうですね。
途中、東京ベイシティタワーもありました(2014年築、30階建て、171戸)。こちらも中古価格は70㎡で9000万~1億くらいでしょうか。最寄りは泉岳寺となり、徒歩11分です。高輪ゲートウェイの芝浦口開業が待たれます・・・。
おしゃれな芝浦小学校、芝浦幼稚園を横目に進みます。
高浜橋を渡ると港南のタワーマンション群が光っているのが見えました。右手は芝浦水再生センターが、そこを越えるとソニー本社ビルやシーズンテラスのある品川駅の港南口のエリアになってきます。
ちなみに芝浦水再生センターの裏にはシーズンテラス直結の芝浦中央公園があります。別の時に訪れましたが、都会のおしゃれな公園で、周辺に住んでいると思われるファミリーがたくさんいました。東京タワーがちょうど見える設計がすごいですね。
港南3・4丁目~天王洲アイル駅
このまま続いて港南エリアです。港栄橋から海岸3丁目に渡り、そこから五色橋を渡り、港南2丁目から3・4丁目を訪れています。このエリアで見たタワマンが多すぎるので、主なものを表にまとめました。
項番 | マンション名 | 住所 | 築年 | 階 | 戸数 | アクセス | 中古価格 (70㎡)※ |
① | ラクシア品川ポルトチッタ | 港区港南3丁目7-10 | 2005年 | 22階 | 162戸 | 品川駅徒歩13分 天王洲アイル駅15分 | 6,600万円 〜 8,300万円 |
② | フェイバリッチタワー品川 | 港区港南3丁目7-16 | 2006年 | 31階 | 223戸 | 品川駅徒歩11分 天王洲アイル駅13分 | 7,600万円 〜 9,600万円 |
③ | コスモポリス品川 | 港区港南3丁目6-21 | 2005年 | 40階 | 590戸 | 品川駅徒歩10分 | 7,600万円 〜 9,600万円 |
④ | パークタワー品川ベイワード | 港区港南3丁目5-10 | 2006年 | 32階 | 325戸 | 品川駅徒歩12分 | 7,700万円 〜 9,700万円 |
⑤ | シティタワー品川 | 港区港南4丁目2-7 | 2008年 | 43階 | 828戸 | 品川駅徒歩10分 | 7,800万円 〜 9,900万円 |
⑥ | ベイクレストタワー | 港区港南3丁目9-33 | 2005年 | 40階 | 594戸 | 品川駅徒歩13分 天王洲アイル駅16分 | 7,300万円 〜 9,200万円 |
⑦ | ワールドシティタワーズ | 港区港南4丁目6 | 2005~2007年 | 40~ 42階 | 2009戸 | 品川駅徒歩15分 天王洲アイル駅4分 | 8,500万円 〜 1億1,800万円 |
どのマンションも2005~2006年に建てられたものが多く、価格帯もあまり変わりません。品川駅徒歩圏内の湾岸エリアに、当時一気にマンションの開発が行われたことがわかります。ワールドシティタワーズはその中でも品川駅からは遠いのにも関わらず、リゾート感のある大規模マンションで人気となり、価格も他のマンションより高いのが興味深いですね。
表だけだとわかりづらいので、位置関係はこちらのマップのとおりとなります(再掲)。
港南エリアの東側は首都高1号線とモノレールが走っており、写真のとおりの雰囲気です。歩道・自転車レーンが整備されています。タワーマンションが多いエリアとなっています。
右手の一番手前のマンションはシティハイツ港南という区営住宅ですが、25階建てのタワーで立派ですね。左手の奥のマンションも都営港南四丁目第2アパートで29階建てとなっています。公営住宅も昔のイメージとは違い、住みやすそうです。
進んでいくと、真ん中が①ラクシア品川ポルトチッタ、その奥が②フェイバリッチタワー品川が見えてきました。
シティハイツ港南の方向に右に曲がり、港南の住宅エリアの中へ。工事の仮囲いより先に見えるのが白い③コスモポリス品川と黒い⑤シティタワー品川です。黒光りのシティタワーはイメージどおりです笑。
港南3丁目では3つの再開発があり、それぞれの区画でデータセンター(この仮囲いのエリア)と、日鉄興和の34階建て分譲マンション(この仮囲いの北側エリア)、大和の28階建ての賃貸マンション(コスモポリス品川の西側高浜運河沿い)ができるそうです。久しぶりにこのエリアでタワーマンションが増えますね。
まっすぐ進んで右手の北側運河沿いには④パークタワー品川ベイワードがあります。三井らしいアースカラーのマンションです。
南側に進み、都道480号線の方へ。③コスモポリス品川の近くまで来ました。真っ白の建物が印象的です。エントランスまでの公開空地も広くて開放的です。
向かい側には⑤シティタワー品川があります。下層部にマルエツプチやクリニック、クリーニング店舗そしてサイゼリヤ等があり便利そうです。住宅や倉庫が多いエリアで、コンビニ以外の商業施設はあまりないので、周辺の住民にとっては駅まで行かずに買い物できるのはありがたいですね。
シティタワー品川は2008年の分譲当時、坪単価120万円という大分安い価格で売り出されたことで話題になりました。80㎡の3LDKが4000万円前後という破格の価格です。定期借地権70年ですが、安すぎますね。もともとは都営住宅が建っていたたため、東京都が開発者に価格を低く抑えることを条件としていたため、住友不動産がこのような価格で分譲したようです。いまの中古の発売価格を見ると8000~9000万円なので、倍で売却できますね・・・すごい。。貸しても家賃は70㎡30万円ほどです。
480号を品川駅方向に見ると、左手のシティタワー品川の奥にはウエリスアーバン品川タワーという賃貸マンションです。こちらは、NTT都市開発がビュロー品川(外国人を主に対象とした2003年竣工の高級サービスアパートメント。グーグルマップでは2023年1月現在まだその表記)を取得し、リノベーションを行い、2022年に名称を変更しています。家具付きの部屋もあり、外国人向けコンシェルジュサービスもあるようです。右手のコスモポリス品川の奥にはシーズンテラスとドコモ品川ビルが見えますね。
海側を見ると、左手はパシフィーク品川、②フェイバリッチタワー品川、さらに奥には⑥ベイクレストタワーが見えます。右手の奥のタワーは都営港南四丁目第2アパートです。マンションが連なっています。そのまま海側の首都高1号線沿いに戻ります。
首都高に沿って南側に進みます。⑦ワールドシティタワーズが見えてきます。ワールドシティタワーズについてはこちらの投稿「品川湾岸エリアを歩く」で訪れています。いつ見てもきらきら綺麗です。
品川シーサイド~天王洲アイル~港南~品川のお散歩記録です。
天王洲アイル駅まで歩いてゴールです。運河沿いのボードウォークを歩いて、T.Y.HARBOR系列のベーカリー、bread worksで一息をつきました。
まとめ
今回は芝浦と港南の街を歩きました。海辺の埋立地の再開発エリアなので、全体として区画が広く、どこも開放感があります。各住宅のエリアにはそれぞれスーパーやコンビニがあり、それ以外の買い物は駅にいけばいいので、生活は問題ないかと思います。芝浦エリアは田町駅付近まで、港南エリアは品川駅付近まで行けば、飲食店も多く外食もできると思います。両方とも駅距離が10~15分程度なので、自転車があればより便利そうです。品川、田町といった山手線の大きな駅が最寄りなのは、どこへでも出かけやすく、素晴らしい立地だと思いました。
芝浦と港南は同じ時期に分譲されているマンションが多いですが、今は芝浦の方が価格が高いようです。芝浦はより山手線内に近いからか、もしくは港南は倉庫や公営住宅が多いエリアであることも関係あるのでしょうか?
湾岸で比べると、ファミリー層のイメージがかなり強く職・住・商のバランスの良い豊洲や、山手線エリアから少し離れている有明や東雲、晴海、昔ながらのごちゃっとした印象もある勝どきや月島ともまた違う、山手線内側にかなり近い湾岸タワーマンションの住宅エリアという印象でした。
湾岸エリアの良さでもある無機質で人工的な綺麗な感じはやはりあります。他の湾岸エリアと同様、同じ所得層が集まっていそうなので、住み心地はよいかもしれないですね。都会に近いからか、大きな日常的な商業施設(ららぽーとやアトレなどの駅ビル、イオン、イトーヨーカドーのようなイメージです。品川アトレはおしゃれで高級すぎます・・・笑)がなく、エリアとしてはあまり庶民的な雰囲気がなく、高級な印象を受けました(私はどちらかというとごちゃごちゃした街が東京らしくて好きです笑)。
駅からの距離が少しあるので、新しい街で普段は静かに暮らしつつ、必要な時は駅周辺に出ていったり、他の駅で買い物をするスタイルになりそうです。もう少し駅から近ければ、なお住みやすいかな、と思いました。でも品川、田町が最寄なのはやはりかなり魅力的だと思いました。両駅ともオフィス街の駅なので、勤務地がここら辺の場合はかなりよいですね。高輪ゲートウェイ駅周辺の開発でさらに盛り上がりそうなエリアです。
他の東京湾岸についてはこちらの投稿でお散歩しています↓↓
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