こんにちは。私は東京も好きですが、横浜のベイサイドエリアも大好きです。みなとみらい〜元町にはかなりの回数訪れていますが、何回行っても飽きません!山下公園、馬車道、元町、山手付近の開港当時の異国情緒ある歴史的な建物や公園も素敵ですし、その一方でみなとみらいなどでちょこちょこ開発も続いており、新しい発見も多いです。新旧が重なる港町です。海が見える夜景もとても綺麗で大好きなので、よくホテルにも泊まります。
今回は横浜ベイサイドエリアのお散歩備忘録②です。山下町~馬車道周辺~みなとみらいエリアまでのお散歩をまとめます。
横浜ベイサイドエリアの魅力
みなとみらい線のみなとみらい駅~元町・中華街駅、JR根岸線の桜木町駅~石川町駅のエリアで、ベイサイドエリアとその上の山手のエリアをよく散歩します。マップは今回メインの馬車道駅周辺です。
基本的には海沿いを歩いていろいろな施設に立ち寄ったり、ご飯を食べたり夜景を眺めたりしています。開港からの歴史、古いレトロな建物と新しく開発された建物や施設のバランスも非常にうまく、エリアの一体感があり、大好きな街です。デートでも家族や友達と行くのもおすすめです。ただし、いつも人が多く、混雑しているのが玉に瑕です・・・
横浜ランドマークタワーの展望フロアスカイガーデンの景色からぐるっとベイサイドの各スポットを整理します(写真は2021年のものです)。
みなとみらいエリア
みなとみらいは1980年代より開発が進められている横浜を代表するエリア。元は大きな造船所や貨物駅がありました。現在も一部の街区では開発が続いています。商業、住宅、オフィスなど整備計画に基づき、街が作られているため、一つ一つの区画が大きく、道路も広くて開放感があるエリアです。
写真ではこれぞ横浜みなとみらいの定番、海と港、コスモクロック(観覧車)、帆をイメージしたヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、横浜ワールドポーターズ、赤レンガ倉庫が見えます。カップヌードルミュージアムや横浜みなとみらい万葉倶楽部もここにあります。ランドマークタワーもこのエリアですね。こう見ると、埋立地感がすごいですね。
山下公園、元町・中華街、馬車道
写真右側から奥が馬車道や山下公園、山手へと続いており、開港の歴史を感じられるエリアです。左はみなとみらい地区で、桜木町駅からは写真下の遊歩道、汽車道から歩いていくと、人はかなり多いですが、景観が楽しめます。今は、2021年4月にオープンしたヨコハマエアキャビン(ロープウェイ)が横を通っているかと思います。
写真右側の大きな黒い建物は最近再開発で建てられた北仲ブリック&ホワイト(ザ・タワー横浜北仲)。その手前は横浜市役所の新庁舎です。このエリアはまだまだ再開発が続くようです。関内へと続く馬車道には県立歴史博物館や馬車道十番館(こちらは明治の建物の再現になります)、大さん橋付近、日本大通り駅近くには開港記念会館や神奈川県庁などがあり、明治・大正時代の面影を残す歴史的な建物も多いエリアで、歩いても楽しいです。右端には横浜スタジアムも見えます。
さらに奥は山下公園、元町・中華街、横浜山手エリア、三渓園のある本牧エリアまで見渡せます。緑も結構ありますね。
今回はこちらの山下町~馬車道~桜木町駅までのお散歩の記録です。
内陸方向
ベイサイドエリア以外はこんな感じです。ビルや住宅地が広がっています。
関内から磯子方向です。本牧の方の海が見えます。右手は飲み屋街で有名な野毛です。この写真では見えませんが、さらに右手には伊勢山皇大神宮があり、横浜駅周辺につながります。
みなとみらい北側(タワマンエリア)
ぐるっと戻ってみなとみらいの北側、オフィスの他、真ん中にあるタワーマンションが中心のエリアです。パシフィコ横浜や最近開業したザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜、横浜アンパンマンこどもミュージアムもあります。このエリアはまだ開発があるようで、オフィスやホテル、アリーナなどが建設されるようです。みなとみらいはずいぶんと長く開発していますね。。新高島駅、横浜駅へとつながるエリアでもあります。奥のビル群が都心方向です。
このエリアのお散歩記録はこちらから。
山下町エリア
山下町は中華街・山下公園・山下ふ頭のあるエリアで、横浜港開港に際して設置された外国人居留地が前身です。みなとみらいはここ30年の新しいエリアであるのに対し、横浜らしい開港の歴史を持つ海辺のエリアです。みなとみらい線の元町・中華街駅はここにあり、まず駅から山下ふ頭へ向かいました。
GUNDAM FACTORY YOKOHAMA
実物大のガンダムが動くらしい、ということで山下ふ頭にある「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」を訪れました。
テレビで特集も組まれたことがありますが、実物大のガンダムを動かすために、たくさんの科学者や技術者が集まってこのプロジェクトが実行されました。現代の技術では実物大18m、25トンのガンダムが自重を支えて動かすことは不可能です。そんな中でいかに自然な形に動かすか、ガンダムファンでもある学者や技術者たちが考え抜いた技術の結晶がGUNDAM FACTORY YOKOHAMAにあります。
子どもの頃に憧れたガンダムを動かすなんて夢がありますね。そしてガンダムが動く姿を見たいファンにとっても念願の瞬間になります。
山下ふ頭は山下公園のすぐ側のふ頭であり、以前は物流の拠点でしたが、近年再開発が検討されているエリアでもあります。GUNDAM FACTORY YOKOHAMAは山下ふ頭にある期間限定のイベント施設であり、実物大のガンダムのドックがあります。
様々な層が訪れていて、往年のガンダムファンもいれば若者やファミリー層もいました。ドックの他に「ガンダムラボ」という建物があり、オリジナルグッズを取り扱う公式ショップやオリジナルメニューのあるガンダムカフェ、ガンダムを動かす技術を知ることができる展示施設があります。プログラムの合間など、時間帯によっては公式ショップは結構混雑していて、外まで行列ができていました。
ガンダムが起動するプログラムは毎時20分、45分に行われます。入場料にプラスして観覧料がかかりますが、ドッグタワーでより間近でプログラムを楽しむこともできます。私が見たときは20分で、ガンダムが足を動かしたり、手を挙げるプログラムでした。時間としては7~8分ほどでしょうか。45分は手を挙げているところからなので、逆の動きになるのかと思います。
動きとしては結構ゆっくりです。アニメのように派手に動くような演出ではありません。
人間の関節に当たる部分が20か所以上もあり、ガンダムの動きを実現しています。最後の手を挙げるシーンで指を曲げるのですが、テレビの特集では特にその滑らかな動きを再現するのが難しかったと言っていました。
正面の写真からはわかりませんが、転ばないように動かすためにガンダムの腰とデッキをつなぐフレームがあり、ガンダムの動きを支えています。支えなく二本足で動かすのはいまの技術では難しく、ガンダムを動かすにはどうしたらよいか?という問いに最大限答えているのが今回のプログラムであり、いまの素材や技術に限界を感じつつも、科学の力を結集して「動いた」という事実こそが新しい一歩の始まりだと感じました。現実で動くガンダムを見るのは人類史上初なのです!
敷地内の仮囲いに富野由悠季監督の子どもたちへのメッセージがあるのですが、これがすべてを物語っていると思います。とても印象的でした。
GUNDAM FACTORY YOKOHAMA | |
【所在地】 | 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町279番25 山下ふ頭内 |
【入場料金】 | 大人(13歳以上)………1,650円(税込) 小人(7歳以上12歳以下)…1,100円(税込) GUNDAM-DOCK TOWER観覧料 大人/小人(7歳以上) 3,300円(税込) |
【営業時間】 | 平日 11:00~18:00(17:00最終入場) 土日祝 10:00~20:00(19:00最終入場) |
【開催期間】 | 〜2023年3月31日(金) |
【アクセス】 | みなとみらい線「元町・中華街」駅4出口 (マリンタワー口)より徒歩7分 |
【ウェブサイト】 | https://gundam-factory.net/ |
中華街・山下公園周辺
山下町は、みなとみらい線を挟んで中華街側と海側にエリアが分かれます。
横浜中華街は言わずと知れた日本有数のチャイナタウンです。有名な中華飯店がいくつもあり、肉まんを筆頭にテイクアウトのお店も充実しており、食べ歩きも楽しい街です。若者も多く、いつもめちゃくちゃ混んでいます。
いつも混んでいて活気がある街なのですが、その中で食べ歩きなどを楽しむのもしんどい年になりました…笑。最近はあまり訪れていません。
みなとみらい線から海側には、山下公園・山下ふ頭の他、横浜マリンタワー、ホテルニューグランド、横浜人形の家、合同庁舎、県民ホールなどが並びます。観光エリアでもあり、公共施設もある他、意外なことにマンションも多くあるエリアです。職・住・遊が混ざったエリアです。
すぐ下は山下公園
特にニューグランドは何度も訪れている大好きなクラシックホテルです。宿泊もレストラン利用も、友人の結婚式への参列もあります。1927年創業の老舗ホテルで、重厚でヨーロッパ風の本館は歴史を感じさせます。戦後にマッカーサー元帥が滞在しました。カフェレストランの「ザ・カフェ」はドリアやプリンアラモード発祥のレストランとしても有名です。
カフェレストランの「ザ・カフェ」はドリアやプリンアラモード発祥のレストランとしても有名です。ニューグランドについてはまた別途記事にしたいと思っています。
山下町~馬車道
みなとみらい線に沿って本町通りを馬車道まで歩きます。銀行や官公庁の施設が多く集まる通りで、桜木町から横浜元町まで続きます。
日本大通り駅の手前まで歩いたところで、立派な建物を発見。横浜ベイエリアの有名ホテルは把握していたつもりですが、なんとハイアットリージェンシー横浜ができていることを知りました。
2020年5月、コロナ禍の真っ只中で開業していたそうです。オリンピックの関係でしょうかね。。日本大通り駅から徒歩3分、住所としては山下町のエリアとなります。
更に歩いて日本大通り駅付近です。この写真の右手が日本大通りで神奈川県庁や郵便局、開港資料館があります。左手は横浜簡易裁判所や法務庁舎です。日本大通りは明治時代に作られた日本で初めての西洋式街路で、歴史的建造物が多くあります。
更に進むと横浜市開港記念会館が見えてきます。1917年に横浜開港50年を記念して建設され、関東大震災で全焼したものの、復元。いまは公会堂として使用されているとのことです。
ここら辺のエリアは大通りにこういったレトロな建物がちょこちょこ現れるのが本当に素敵です。開港の歴史を感じます。なお、老朽化に伴う保存改修工事のため令和3年12月から令和6年3月まで休館となっています。
更に馬車道方向に進みます。関内へと続く馬車道大通り付近にも、建物下層部に当時のダイヤモンドビル(旧東京三菱銀行)の構造を残したディーグラフォート横浜というマンションやアールデコ様式の横浜銀行協会の建物があります。
馬車道駅到着後、馬車道の通りに曲がって進むとすぐに神奈川県立歴史博物館です。
神奈川県立歴史博物館は1967年に開館した神奈川県の文化と歴史に関する博物館です(開館当時は自然科学系の展示もあったが、途中で分離)。見るからにレトロなこの建物は、旧横浜正金銀行の本店として1904年に建てられたネオ・バロック様式で、国の重要文化財にも指定されています。入館料は300円ですが、いつも外から眺めているばかりで、まだ一度も中に入ったことがありません…
馬車道の通りは写真のような感じで、道の両サイドには路面店も多く並んでいます。おしゃれで活気がある商店街だと思います。馬車道・関内は横浜スタジアムのすぐ近くで、ベイスターズのフラッグもかかっています。デパートやショッピングモールで見る横浜の洋菓子店、ガトー・ド・ボワイヤージュの本店は馬車道にありました。
1本横道に入った関内駅にほど近いところには馬車道十番館というレトロレストラン・喫茶店があります。十番館と言えば「ビスカウト」が有名ですね!どこか懐かしいクリームビスケットサンドです。こちらは1967年に明治の西洋建築を再現して作られた建物とのことですが、横浜らしいレンガの建物で優雅にお茶&軽食をとることができました。喫茶室の他、レストランもありコース料理がいただけるようです。
北仲エリア
馬車道駅に戻り、北仲エリアへ。北仲はみなとみらいと関内をつなぐエリアで、再開発が進められています。このエリアには2020年6月に供用を開始した横浜市役所の新庁舎があったり、2020年4月に開業した馬車道駅直結の「北仲ノット」があります。北仲ノットには話題となった分譲マンション「ザ・タワー横浜北仲」、ホテル&サービスレジデンス(キッチン付きの長期滞在可能な宿泊施設)の「オークウッドスイーツ横浜」、商業・文化施設の「北仲ブリック&ホワイト」からなります。
ザ・タワー横浜北仲の下層部にある北仲ブリック&ホワイトのお店はこちらの写真のとおりです(2021年春頃の写真です)。ライブレストランの「Billboard Live横浜」、高級スーパーのリンコス、インターナショナルスクール、バルやベーカリー、パーラーなどどれも高級感あるおしゃれなお店ばかりです。
上層部の分譲マンション「ザ・タワー横浜北仲」は、発売当時、かなり価格が抑えられていたため、抽選の嵐となったマンションです。今だと相当価格が上がっているようで、購入できた方がうらやましいです。。笑
今回は46~51階部分の「オークウッドスイーツ横浜」に宿泊し、「ザ・タワー横浜北仲」に住んだ感覚を味わってみました。
フロントのある46階の展望台は一般開放されており、誰でもみなとみらいや横浜の港の様子を一望することができます。
レジデンス型のホテルなので、部屋に入ってすぐキッチンがあり、食事をとるためのテーブルやソファが用意されており、普通のシティホテルよりは広い印象でした。ご飯は外食でもいいですし、下にあるリンコスで買って簡単に調理するのも楽しいです。
自由に使えるおしゃれなラウンジもありました。コーヒーがフリーでいただけます。
そして何より地上約50階からの横浜の景色は圧巻です。部屋から撮ったのか、展望台から撮ったのか覚えていないのですが、横浜の風景がきれいに見えるホテルでした。バルコニーもついており、部屋の外に出て地上約50階からの風景、その空気感や風も体験できます。アパホテルと山下ふ頭、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、コスモクロック、海とその先の鶴見・川崎方向まで見えます。
そして夜景はこんな感じです。やはり横浜の夜景は美しいです。様々なみとみらいのランドマーク施設と海のコントラストがとても素敵です。きらきらです。個人的には東京の湾岸の風景より好きです。
土地柄かと思いますが、バイクの音が結構うるさかったです。夜にバイクで走る方(集団)が結構海の近くの公園に集まったりするようです。そこも横浜らしくて面白かったですが、頻繁にあるとマンションの住民の方はつらいですね…。あとはたまたまかと思いますが、火災報知機の誤作動もあり、何やら騒がしい夜でした。笑
こちらは明け方の景色です。朝日と海も素敵でした。やはり横浜ベイサイドエリアは素敵です!
まとめと感想
今回はガンダムファクトリー横浜と歴史あふれる山下町のエリアから馬車道、そして再開発真っただ中の北仲エリアのお散歩でした。
改めて、横浜は新しいものと歴史あるものが交差する素敵な港町だと思いました。横浜は江戸時代末期の開港から発展した町なので、そんなに長い歴史があるわけではないですが、幕末から明治時代へと激動の歴史の中で、海外への玄関口として重要な役割を果たし、西洋的な建築物が要所として多く建てられ、未だにそのレトロな面影が残っています。
そして埋立地を中心に、未だに開発が続けられているエリアでもあり、動くガンダムがいたり、50階建てのビルが建てられたりしています。2021年4月には桜木町駅前と新港地区の運河パークとを結ぶロープウェイのエアキャビンも誕生していますね。
新旧が共存する大好きな街なので、これからも通い続けたいと思います。
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