【新駅探索】東急・相鉄 新横浜線 新綱島~新横浜~羽沢横浜国大 

新綱島駅駅名標 街歩き

こんにちは。今日は2023年3月に開業した東急・相鉄 新横浜線 新綱島駅・新横浜駅、その前の2019年にJR埼京線と直通で開業し、この度、新横浜線ともつながった羽沢横浜国大駅周辺の探索記録になります。開業直後に訪れてみました。
相鉄線が東急東横線・目黒線につながり、4年前のJRとの乗り入れに続き、大幅に利便性が向上しました。新しく線路・駅が新設されていますので、新横浜線に乗るとともに、新駅によって街がどう変わるのか、周辺を探索してみました。
その前にまずは相鉄・東急新横浜線とはどんな線なのかを簡単にまとめました。

相鉄・東急 相互直通新横浜線とは

こちらの相鉄の路線図がわかりやすいです。

引用:相鉄線「駅・時刻表」-「路線図ダウンロード」PDFファイルより抜粋 https://www.sotetsu.co.jp/train/stations/

今回のダイヤ改正では羽沢横浜国大駅~日吉駅までの10kmに線路を新しく作り新横浜駅、新綱島駅が新設されました。青色が相鉄新横浜線、紫色が東急新横浜線です。緑色の羽沢横浜国大駅~武蔵小杉駅をつないでいる路線が4年前の2019年に開業した相鉄・JR相直線です。羽沢横浜国大駅はこのときに開業しています。

相鉄はこれまで都心方向と直通していなかったので、沿線住民の方は必ず横浜駅で乗り換える必要がありました。まずは4年前に羽沢横浜国大駅を新設し、JRと直通することで横浜を経由せず、都心(渋谷・新宿方面)に出やすくなりました。埼京線を走る濃紺の電車が相鉄線直通ですね。

そしてこの度、東急線とも直通し、新横浜駅を経由し、目黒・大手町まで直通が実現しました。この新横浜経由がだいぶ大きな意味を持っています。特に東急東横線ユーザーにとって、新幹線停車駅である新横浜駅へのアクセスが格段にあがります。なんとJR東海も今回の新駅開業にあわせて、新横浜駅始発の東海道新幹線のぞみを1本新設しました。
東急の新横浜線開業ガイドブックの1ページの説明を見ても、新横浜駅へのアクセス向上がかなりのメリットであることがわかります。

それでは新横浜線に乗車し、各駅を見ていきます。

新綱島駅

まずは開業したての新綱島駅へ。ホームも線路も改札もすべて新しいです。すべてぴかぴかでとても綺麗です。

駅自体は広くなく、ホームから上がるとすぐに改札口となっており、改札から入るとホームへの階段/エスカレーターが左手と右手に分かれている構造でした。改札口正面は壁がきれいにライトアップされ、開業を祝う花輪が並んでいました。改札は1つで改札機も十分あり広いです。改札を出ると右手の北口と左手の南口にわかれます。まずは南口から探索します。

ドレッセタワー新綱島

南口を出てすぐ横では、駅直結のタワマン、ドレッセタワー新綱島が建設中。総戸数252戸、地上29階建てで既に完売しています。坪単価は400万円くらいなので、3LDK9000万円くらいでしょうか。綱島は東急沿線の住みやすい住宅街というイメージはありましたが、都心のように高いですね!いまはかなりマンションが高騰しています。

マンションの前の区画も工事をしていました。以前ゴルフ練習場があった場所で、新駅工事に伴い閉店、現在は商業施設となる予定で工事中のようです。駅を出てマンションの前の道をいくと、すぐに鶴見川の河川敷があって気持ち良いです。

マンション横の工事の仮囲い沿いを進みます。ドレッセタワーは商業施設も併設予定で工事をしており、「新綱島スクエア」としてマンションの横の低層棟には東急ストアやタリーズなどの商業施設と港北区民文化センター「ミズキーホール」が入り、2023年冬に開業予定です。また、「グランクレール綱島」という駅直結のシニアレジデンスも2023年11月に開業する再開発エリアとなっています。

仮囲いをぐるっと回ると、新綱島駅北口に到着です。

人気スープカレー店と綱島公園

続いて綱島駅周辺を探索します。新綱島駅から綱島駅は3分程度です。綱島駅は新綱島駅の西側にあり、駅前には路面店が多く集まっています。

綱島駅の西口側に向かい、公園坂を上り、この日のランチは北海道のスープカレーの有名店「らっきょ&Star」へ。

お昼時、人気店なので20分くらい並びました。食べログはこちら→https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140204/14009431/

辛さを選べ、普通の4辛、野菜スープカレーを選びました。野菜がメインのカレーで、野菜がとても新鮮で美味しく、彩りも鮮やかです。入っている鶏肉もほろほろ柔らかでした。海苔がのっているライスは別売りだったと思います。

そして少し足を伸ばして綱島公園へ。綱島公園までの公園坂は上り坂です。綱島公園は公園内に綱島古墳があり、古墳を中心に作られたのかと思いますが、古墳なので周囲より小高い丘の上にあります。

公園内は緑が多いですが、かなりアップダウンがあります。古墳の奥にはテニスコートや広場もありました。自転車がたくさん駐輪されていたので、自転車で来る方が多いのかな?見晴らしがよく、ドレッセタワー新綱島が見えます。

綱島駅

綱島駅に戻りました。駅前の商店街はこんな感じです。

駅を出てすぐ、食料品店や飲食店、ドラッグストア、クリーニング店、不動産屋、銀行が並んでいます。活気もあり、日常生活をしやすい街だと思いました。大きな商業施設はないですが、商店街があり、今後は再開発もあり、公園の緑や鶴見川の自然もありいい街です。

最後に綱島駅東口から新綱島駅北口まで再度歩いてみます。商店街を抜け、綱島街道に突き当たると正面に再開発で工事中の仮囲いがあります。曲がって直進し、信号を渡るともう新綱島駅北口です。信号待ち含めて3分半程度で着きました。メトロの乗り換えでもっと遠い駅もありますね。綱島駅周辺に住んでいる方は問題なく新綱島駅も使えますね。

新横浜線に乗って新横浜駅へ向かいます。

新横浜駅

電車に乗って3分で新駅の新横浜線新横浜駅に到着です。駅名標、ホームドア、電光掲示板、プラットフォーム全てが新しいです!改札階へ上がります。

改札は3箇所。このときは北改札から出ました。人も多いです。新綱島駅よりスペースが広く感じます。改札を出ると正面は東急・相鉄南改札AB、右手と左手が横浜市営地下鉄ブルーラインとなります。構内はミスドもできていました。南改札も人が多かったです。

新横浜駅方面の5B出口から地上に上がります。JR新横浜駅北口のデッキに着きました。JR新横浜駅の構内にも相鉄・東急新横浜駅開業祝いのフラッグ広告が。相鉄・東急ユーザーの新幹線利用の利便性があがる重大な変化点のため、盛り上がっています。

余談ですが、少し足を伸ばしてJR新横浜駅の篠原口方面に行ってみました。駅北側は横浜アリーナのあるビルが立ち並ぶデッキ方面ですが、反対の南側の篠原口は低層の住宅と山の緑が見えるかなりのどかな感じでギャップがありました。こちら側も再開発されるのでしょうか?

また、相鉄・東急新横浜駅に戻り、下って隣の羽沢横浜国大駅へ向かいます。

羽沢横浜国大駅

相鉄とJRの羽沢横浜国大駅に到着です。4年前に相鉄とJR埼京線が直通した際に開業した駅です。まだ新しいです。全体的にシルバーの色味となっています。

これまで電光掲示板にはJR埼京線の行き先しか表示がされていませんでしたが、今回の新横浜線開業で行き先が東横線直通の東京メトロ副都心線の駅や目黒線直通のメトロ南北線、都営三田線の駅が増え、皆さん写真に収めていました。相鉄線・東急線が直通することで、羽沢横浜国大駅に止まる上り列車は3倍以上の約150本になったとのこと。大手町まで直通51分です。

構内広いですね。出口付近には再開発のタワマン、リビオタワー羽沢横浜国大の宣伝パネルもありまさした。

4年前に駅が開業した羽沢横浜国大駅、どんな町なのか、外を歩いてみました。

目の前にすぐ建設中のリビオタワー羽沢横浜国大が現れました。駅徒歩1分、HAZAWA VALLEY(ハザワバレー)として、レジデンスと商業施設が開発されます。レジデンスは全357邸地上23階のタワーマンション、下層4階までは商業施設、医療、子育て支援施設、横浜国立大学活動支援施設などが入ります。先行してドラッグストアも開業しています。リビオタワーの坪単価は320万円ほどで3LDKで7000〜7500万円ほどですね。商業施設が少なく、少し都心から離れますので、新綱島よりは安いですが、それでもとても安いという価格ではないですね・・・

リビオタワー周辺は住宅街や緑が広がります。店舗はないので、駅ができるまでは車での移動が基本だったエリアかと思います。高速の入口も近いです。

また、このエリアには元々、40年以上前に開業した貨物ターミナルの横浜羽沢駅があります。貨物ターミナル駅の南側の住宅街を越えると駅名の横浜国立大学があります。歩いて15分程度のようです。

横浜羽沢駅を迂回することもできますが、駅のすぐ近くから階段を上がり、羽沢跨線人道橋を渡って貨物ターミナルを越えることもできます。先まで渡ってみました。

貨物線の線路や駅舎、コンテナを見渡すことができます。橋の向こう側には住宅街でした。

駅周辺は住宅街なので静かに過ごせそうな街です。リビオタワーの下の商業施設で日常生活は問題なさそうで、休日のお買い物は電車でGoですね。車があったほうが住みやすそうな街だと感じました。今後、再開発が完了するとどんな駅前になるのか気になります。

まとめ

今回は相鉄・東急新横浜線開業3駅を巡りました。新綱島駅は綱島駅と近く、元々活気のある綱島駅エリアの鶴見川付近にまた一つ新綱島駅として新しい再開発エリアが誕生していました。新横浜駅は相鉄線沿線、東急線沿線から東海道新幹線に乗り換えしやすくなる、重要な開業でした。羽沢横浜国大駅はこれまで貨物駅しかなかった場所に旅客駅ができ、相鉄・JR直通からさらに相鉄・東急直通となり、これまで最寄りに駅がなかった周辺の住民の利便性が増しました。また、駅近のタワーマンション開発で新たな住民も増えていきそうです。新駅開業で、それぞれの街が新たに進化していくこと、街づくりにおける駅の重要性を感じた散策となりました。

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